シンシア・エリヴォ、『ウィキッド 永遠の約束』プレミアでアリアナ・グランデを守った行動は“本能だった”と語る

アリアナ・グランデが、シンガポールで行われた映画『ウィキッド 永遠の約束』のレッド・カーペットで男に突進されるという出来事が起きてから約1週間が経った。恐ろしい瞬間として報じられたこの事件だが、シンシア・エリヴォが即座に共演者を守った英雄的な行為にも注目が集まった。 プレミアの現場で撮影され拡散された動画には、後に26歳のジョンソン・ウェンと特定され逮捕された男が、バリケードを飛び越え、レッド・カーペット上のポップ・スーパー・スターに向かって突進する様子が映っている。彼はアリアナの首元に腕を回し、肩を掴んだまま離れようとしなかったが、シンシアが怒鳴りつけながら引き剥がした。多くの人々が【トニー賞】受賞者の迅速な判断を称賛したが、シンシアは現地時間2025年11月20日に放送された米トゥデイのインタビューで、それは“本能”だったと説明している。 「何も考えていませんでした。とにかく友人が安全であることだけを確認したかった」と、彼女は司会のサヴァンナ・ガスリーに語り、肩をすくめながら、「無事かどうかを確かめたかった。それが最初の本能でした」と続けた。 シンシアの“本能”は、彼女自身と共演者を確かに守った。警備スタッフが駆けつけてウェンを現場から引き離した時には、シンシアがすでにウェンをアリアナから引き剥がしており、その後もウェンが十分離れるまで腕を回して守り続けていた。 「彼に悪気はなかったのかもしれませんが、ああいう状況は何が起こるか分かりません」と彼女は語り、さらにアリアナについて、「私たちはお互いを本当に支え合ってきました」と付け加えた。 ウェンの意図がどうであれ、オーストラリア人の彼はシンガポール警察に逮捕され、“公共の迷惑行為”の罪で9日間の禁錮刑を言い渡された。今回が初めてではなく、この夏にはケイティ・ペリーの公演中にステージへ乱入し、同意なく接触したとして逮捕されている。 ウェンがアリアナに突進したこのプレミア上映は、現地時間11月21日に全米で劇場公開される『ウィキッド 永遠の約束』に向けた国際プロモーション・ツアーの最終地点だった。長く待ち望まれてきた本作は、興行記録を打ち立て、【アカデミー賞】<衣装デザイン賞>と<美術賞>を受賞した前作の公開からほぼ1年後に全米公開される。

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