東京都足立区梅島で盗難車が暴走し11人が死傷した事故で、自動車販売店から車を盗んだとして逮捕された男(37)が、事故後、同店付近の植え込みに車の鍵を捨てていたとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。 男は窃盗容疑を否認する一方、「車をガードレールや人にぶつけてしまい、そのままにした」と話しているといい、警視庁は刑事責任能力を調べるとともに、道交法違反(ひき逃げ)容疑などでも捜査している。 捜査関係者によると、同店付近の防犯カメラには、事故の約5分後に現場方面から走ってきた男が、植え込みに何かを捨てるような様子が映っていた。植え込みからは盗難車の鍵が見つかったという。