岩本照(Snow Man)が主演、白石麻衣がヒロインを務める金曜ナイトドラマ「恋する警護24時season2」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第6話が11月21日に放送された。辰之助(岩本)のバディである千早(成海璃子)に犯人説が浮上したシーンに「鳥肌たった」「点と線が動き始めた」などの声だSNSで寄せられ、盛り上がりを見せた。 ■考察系アクション&ラブコメディー 本作は、脚本家・金子ありさ氏が手掛けるオリジナルの「考察系アクション・ラブコメディー」。2024年1月期にオシドラサタデー枠で誕生した岩本主演「恋する警護24時」のseason2となっている。 岩本は、ボディガード会社「RACCO警備保障」に所属する無骨でストイックなボディガード・北沢辰之助を、白石は、法律事務所で働く努力家で負けず嫌いの岸村里夏を演じる。また、辰之助の新たなバディとなる凄腕女性ボディガード・三雲千早を成海が務める。 さらに、前作に引き続き、警護チームの仲間を藤原丈一郎(なにわ男子)、今野浩喜、松下由樹らが演じ、夏生大湖、板尾創路も新キャストとして出演する。 ■岩本照“辰之助”、父を殺した溝端淳平“漆原”と再会する 北沢辰之助(岩本)は、父を殺した漆原(溝端淳平)がどう変わったのか自分の目で確かめるため、拘置所にいる漆原に会いに行く。 漆原は面白がるように、強盗殺人の容疑で逮捕されるも、無罪となった五十嵐(大地伸永)の事件について、事件当時、警察内部が揉めていたせいで五十嵐を有罪にできなかったと衝撃の事実を口にする。 それを聞いた辰之助は、五十嵐の事件を担当していた元刑事で、今は警護チームの訓練を行うトレーニングセンターで教官をしている梶原昌司(板尾創路)にある疑惑を抱き始める。 ■辰之助にとって恩師でもある板尾創路“梶原”の犯人説が浮上 辰之助は真相を確かめるべく、事件の関係者から話を聞く。関係者によると、事件当時、梶原の部下が慌てている様子の五十嵐を見つけたが、上層部により手柄を横取りされたという。 部下は、そんな上層部に腹を立て、証拠を科捜研に提出される前に隠蔽。上司だった梶原も、部下の証拠隠蔽を知っていたが黙認し、その結果五十嵐は無罪になったと告げられる。 関係者の話を聞いた達之助は、五十嵐を無罪にしてしまった梶原が責任を感じ、五十嵐を殺したのではないかという、犯人説が浮上。 そんな中、辰之助は梶原から「お前にはちゃんと話しておきたい、託したいおきたいことがある」と呼び出される。梶原は辰之助の父の墓の前で「そんなに警戒するな。何もしないよ。するわけないだろう、お父さんが見てるのに」と話し、「俺は上層部への怒りから部下の罪を黙認した」と五十嵐の無罪に関与していたことを認める。 辰之助から「五十嵐聖を殺したのはあなたですか?」と問われるが、梶原はきっぱりと否定。さらに「今はただ、彼を殺した犯人を捕まえたい。だからこれを手に入れた」と、五十嵐が殺害された事件の捜査資料を辰之助に託した。 ■衝撃のラストに「鳥肌たった」「点と線が動き始めた」の声 辰之助は、梶原から託された捜査資料を持ち帰り、警護チームの仲間、原湊(藤原)と椎谷厚徳(今野)とともに資料を確認。事件現場に切れたロープが落ちていたことが明らかとなる。しかし、五十嵐の遺体は頭部の打撲のみで、ロープによる索状痕(首を絞められた跡)はなかった。 すると、ロープの切り口を見た達之助たちは、第一話で警備訓練をした時に湊が所持していたライターの形をした小型ナイフで切ったロープの切り口と、五十嵐の殺害現場に残されていたロープの切り口が似ていることに気づく。 辰之助が「繊維痕や羽毛立ち、刃の食い込み跡は、滅多に同一切り口にはならない…」と話すと、訓練で使用した小型ナイフは湊の特注品で、訓練後、湊は千早にプレゼントしたことを思い出す。 千早の犯人疑惑が浮上したところで、シーンは千早の部屋に切り替わる。部屋を出る前には、千早とある女性が並ぶ写真に少し悲しげな表情を浮かべ「じゃあ、行ってくるね」と告げ、部屋を後にする。 千早と一緒に写っていたある女性は、なんと五十嵐が起こした強盗殺人事件の被害者の一人だったのだ。 衝撃的なラストに視聴者からは「鳥肌たった」「こわー!!」「千早さんがしているとは考えたくない」「点と線が動き始めた」などのコメントがSNSで寄せられ、盛り上がりを見せた。 五十嵐を殺した犯人は誰なのか、また、警護チームの情報を漏らしていたのは誰なのか、今後の展開が気になる。 ◆構成・文=山田椋太