北九州市で２７日、娘をはさみで複数回突き刺し、殺害しようとしたとして、８７歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、北九州市八幡西区の無職・杉野勝弘容疑者（８７）は、２７日午後０時半すぎ、自宅敷地内で、６２歳の娘の頭や脇腹を剪定ばさみで複数回突き刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。 事件当時、娘は車で杉野容疑者の自宅を訪れ、車を降りた際に何らかの理由で口論になり、刺されたとみられています。 その後、車内に逃げ込んで自ら１１０番通報しました。 病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。 警察の調べに対し、杉野容疑者は、はさみで娘の顔を傷付けたことは認めているものの、「殺すつもりはありませんでした」と容疑を一部否認しているということです。 警察で何らかのトラブルがあったとみて、経緯などを詳しく調べています。