香港火災、数千人が追悼 中国は抗議活動「厳正に処罰」とけん制

Jessie Pang James Pomfret [香港 30日 ロイター] – 26日に大規模火災が起きた香港北部・新界地区の高層住宅群周辺では30日、数千人が犠牲者追悼に訪れた。一方、中国当局はいかなる「反中国」の抗議活動も取り締まると警告した。 火災の原因は現在も調査中だが、市民の間では火災のリスクに関する警告が見落とされたことや、不適切な建設作業慣行に対する怒りが高まっている。 警察は30日、住宅5棟の捜索を終え、確認された死者数が146人になったと発表した。階段や屋上などで逃げようとしていたとみられる住民の遺体が見つかったという。また、40人以上が依然として行方不明とした。 現場近くの運河沿いには犠牲者を追悼しようと訪れた人々が花束を手に1キロメートル以上にわたって列を作った。 複数の関係者によると、警察は29日、汚職の疑いに関する独立調査や建設分野の監督見直しを求める請願書への署名を呼びかけたグループの24歳の男性メンバー1人を拘束した。ロイターは男性が逮捕されたかどうか確認できていない。 中国国家安全保障当局は29日、大規模な民主化デモが広がった2019年のような「混乱に香港を再び陥れる」ために今回の火災を利用しないよう警告。「『災害を通じて香港を混乱』させようとする反中分子」は「必ず責任を問われ、厳正に処罰される」とした。 当局は火災に関連して汚職や修繕工事における危険な資材使用の可能性を捜査しており、これまでに11人を逮捕した。 香港の労働当局によると、高層住宅の住民は昨年、修繕工事による火災の危険性について苦情を申し立てたが、当局から火災の危険性は比較的低いと告げられたという。 住民は昨年9月、足場を覆うために使用されたメッシュの可燃性の可能性などについて懸念を示していた。

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