11月30日午前、北海道釧路町で、88歳の男性宅に正当な理由なく侵入したとして、26歳の陸上自衛隊員の自衛官の男が逮捕されました。 住居侵入の疑いで逮捕されたのは、釧路町に住む陸上自衛隊の田中利樹容疑者(26)です。 田中容疑者は11月30日午前10時半ごろ、釧路町光和3丁目で、面識のない88歳男性の自宅に正当な理由なく侵入した疑いが持たれています。 警察によりますと、被害男性は1人で暮らしていて、安否のために毎日訪れる男性の娘から「知らない男が居間で寝ている」と警察に通報がありました。 警察官が現場に駆けつけると、田中容疑者は居間で毛布を被った状態で寝ていて、その場で逮捕しました。 当時、田中容疑者は酒に酔った状態で、呼気からは0.63ミリグラムのアルコールが検出されました。 警察の取り調べに対し、田中容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、「前日の夜から末広町で職場の先輩と飲んでいた」「帰るためにタクシーに乗ったが、降りた後のことは覚えていない」という旨の話をしているということです。 田中容疑者は、無施錠の玄関ドアから被害男性の住宅に侵入し、88歳男性と顔を合わせることはなく、暴行や現場を物色した形跡などはないということです。