香港マンション火災 保護ネットの一部、防火基準満たさず

香港の高層マンションで起きた大規模火災をめぐり、香港当局は1日、マンションの修繕工事に使われた保護ネットの一部が、防火基準を満たしていなかったと発表しました。 香港で修繕工事中の高層マンションで先月26日に発生した大規模な火災では、これまでに151人が死亡したほか、40人以上と連絡が取れない状態が続いています。 火災の原因をめぐっては、低階層の保護ネット付近から出火したことが明らかになっていますが、香港当局は1日、保護ネットを調査したところ、20か所のうち7か所で防火基準を満たしていないものが使用されていたことが判明したと明らかにしました。 政府の防火検査に合格するため、低層階の保護ネットは防火基準を満たしたものを使用していましたが、検査をしない中層階・上層階で防火基準を満たさない保護ネットを使っていたということです。 香港警察によりますと、今回の火災でこれまでに工事業者ら13人が過失致死の疑いで逮捕されています。

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