事故現場からの逃走を助けた犯人隠避容疑 山口組系暴力団組長を逮捕

人身事故を起こし現場から逃げていた男の逃走を手助けしたとして、神奈川県警は、指定暴力団・六代目山口組系組長の蔭西誠二容疑者(50)=埼玉県春日部市=を犯人隠避容疑で逮捕し、3日発表した。認否は明らかにしていない。 暴力団対策課によると、逮捕容疑は仲間と共謀して9月22日、人身事故の現場から逃走中だった男(50)=犯人隠避教唆罪で起訴=を、潜伏先の横浜市戸塚区のホテル付近から埼玉県内に自分の車で運び、逃走を手助けしたというもの。 同日、蔭西容疑者が事件の関係者について情報を持っているなどとして南署に来署し、関与が浮上したという。 同課によると、男は9月17日、横浜市南区の路上で人身事故を起こし、現場で署の実況見分に立ち会っていた。だがその途中で、迎えに来させた知人の男(45)=犯人隠避罪で起訴=の車に乗り込み、警察官を振りきって逃走。県警が自動車運転死傷処罰法違反や道交法違反容疑で行方を追っていたところ、同月28日に出頭したという。

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