知人男性が代表を務める会社の代表をうその申請によって変えたなどとして、警視庁と福岡県警の合同捜査本部は4日、会社役員亀井浩次容疑者(58)=千葉県野田市=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。警視庁は指示役とみている。 暴力団対策課によると、逮捕容疑は他の人物と共謀して2023年3~4月、東京法務局や国土交通省に虚偽の申請をし、勝手に、知人の50代男性が代表を務める会社の代表を変えたり、男性宅の土地や建物のほか、車の所有権を移したりしたというもの。土地や建物は5千万円で売却し、車の盗難届も出していたという。 事件に関与したとして、同課はこれまでに別の男2人を逮捕し、亀井容疑者の行方を追っていた。亀井容疑者らは知人男性とトラブルになった、と同課はみている。(三井新、西岡矩毅)