家宅捜索中、捜査対象者に暴行 大阪府警警部補を追起訴 大阪地検

家宅捜索中に捜査対象の男性に暴行を加えたとして大阪府警捜査4課の警察官2人が逮捕・起訴された事件で、大阪地検は別の男性にも暴力を振るったとして、警部補の時長力被告(51)を特別公務員暴行陵虐罪で追起訴した。11月21日付。 家宅捜索には捜査対象の男性3人が居合わせており、このうち2人に暴行を加えたとして巡査部長の阪口裕介被告(33)が同罪で起訴されている。時長被告の追起訴内容は残る1人に暴力を振るったとするもので、捜査対象者全員が警察官から暴行を受けていたことになる。 家宅捜索は、国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」の関与が疑われる職業安定法違反事件の捜査で行われた。時長被告の追起訴内容は大阪市内のビルの一室で7月15日、20代男性に携帯電話の暗証番号を確認する際、拳で顔を押したりするなどの暴行を加えたとしている。 時長被告は家宅捜索の責任者で、現場にいた男性1人に暴行を加えたとして、すでに同罪で逮捕・起訴されていた。 男性3人は「3~5人の警察官に殴られた」などと訴えていた。家宅捜索には20人以上の警察官が参加しており、府警はほかの警察官の関与の有無を調べている。【木島諒子】

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