「闇バイト」強盗事件 首謀者とみられる男らは実行役らをも欺いて使い捨てにしていたか 「アカウントが複数回変わっていった」逮捕・起訴された“実行役”が証言

首都圏で相次いだ闇バイト強盗事件で、首謀者とみられる男らが実行役への指示などに使った秘匿性の高いアプリのアカウントを短期間で切り替えるなどして、捜査をかく乱させようとしていたことがわかりました。 福地紘人容疑者(26)ら4人は、去年、相次いだ闇バイト強盗事件のうち、千葉県市川市の事件で実行役らに犯行を指示した首謀者として逮捕されました。 これまでに、福地容疑者らは指示をする際、秘匿性の高いアプリ「シグナル」を使用していたことがわかっています。 その後の捜査関係者への取材で、首謀者とみられる男らは「シグナル」で複数のアカウントを使い、さらに短期間でアカウントを切り替えることで捜査をかく乱させようとしていたことがわかりました。 実行役や回収役に対しても、指示役が複数人いるかのように思わせ、逮捕された際にそのように供述させる目的もあったとみられています。 JNNは去年11月に東京・葛飾区で起きた闇バイト強盗事件の実行役として逮捕、起訴された本橋日尚太被告(25)と面会しました。 本橋被告はXで闇バイトに応募し、指示役とは「シグナル」でやりとりをしていて、その中で、「『シグナル』のアカウントが複数回、変わっていった」と証言しました。 本橋被告によりますと、当初は「中」というアカウントとやりとりしていたということですが、途中で「小」に変わり、最終的には「カワセミ」になったということです。 合同捜査本部は首謀者とみられる男らが実行役らをも欺いていたとみて、捜査を進めています。

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