静岡県沼津市に住む30代男性が、1100万円をだまし取られる詐欺事件がありました。男性は一人暮らしで家族や同僚に相談する機会がなかったということです。 被害にあったのは沼津市に住む30代の会社員の男性です。11月22日、男性の携帯電話に携帯電話会社の職員を騙る人物から電話があり、「あなた名義で携帯電話が契約されている。身に覚えがなければ、警察に電話を転送する」と言われました。 その後、警察官や検察官を騙る人物に繋がり「他の事件で逮捕した犯人が、あなた名義の口座を使用している。あなたを逮捕する必要があるが、金を払えば逮捕を回避できる」として現金の振り込みを指示されたということです。 男性は5回にわたり、あわせて1100万円を振り込みました。 その都度、振り込み先が変わることを不審に思った男性が警察に問い合わせ事件が発覚しました。 警察では「警察官らが逮捕を回避するために現金を要求することはない」としています。 また今回国際電話を利用した詐欺だったため、警察は「国際電話からの着信を遮断することが重要」と呼び掛けています。