タイ国籍の当時12歳の少女が今年6月から7月にかけ、都内のリラクセーション店で性的な接客をさせられたとされる事件で、少女とともに来日し、その後、台湾で売春にかかわった疑いで拘束された母親の身柄を、台湾当局がタイに引き渡す方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。 母親については警視庁が、児童福祉法違反の疑いで逮捕状をとっていて、先月、タイ警察の幹部が来日して、身柄引き渡しをめぐり日本の警察と協議を進めていましたが、台湾当局は台湾の法律にのっとり、母親の国籍があるタイに引き渡すことが妥当だと判断したということです。 引き渡し後は、タイの法律に基づいて事件の全容解明に向けた捜査が進められるものとみられます。 母親の身柄は、今月中にもタイ側に引き渡される方針だということです。