香港「民主党」が14日正式に解散…1994年結党し民主化改革求めた最大の政党 国家安全維持法施行後は中国の統制強まり活動困難

香港最大の民主派政党「民主党」が14日、解散を正式に決定しました。 中国政府の統制が強まる中、香港で活動する民主派政党は無くなることになりました。 香港メディアによりますと、民主党は14日、香港で総会を開催し、党員投票で党の解散を決定しました。 民主党の羅健熙(ら・けんき)主席は会見で「香港の民主化の発展に向けてできることはやり尽くした」と述べました。 民主党は香港の中国返還前の1994年に結党し、中国に対して民主化改革を求めてきましたが、2020年に国家安全維持法が施行されて以降は、幹部が相次いで逮捕されるなど、当局の圧力を受け、活動が困難になっていました。 香港で12月7日に行われた議会選挙では事実上、排除されて民主派の候補者を擁立できず、投票率は過去2番目に低い水準でした。 民主党の羅主席は「香港市民が民主主義や自由選挙を重要と考える限り、必ず道を見出せると確信している」と語りましたが、存続を断念せざるを得なかった形です。

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