HKT48スタッフ刺傷事件「犯人」のいわくつき素顔 出禁通達に逆上 メンバー狙いか

福岡・博多を拠点とする「HKT48」のスタッフらを刺したとして、無職・山口直也容疑者(30)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で衝撃が走っている。取材によると、山口容疑者はHKT48関連のイベント常連客だったことが判明。〝出待ち〟する迷惑行為もしていたという。顔を認識しているメンバーやスタッフもおり、動揺が広がっている。 14日、HKT48の専用劇場が入る商業施設内で40代の男性と20代の女性が刃物で刺される事件が発生。女性は軽傷、重傷を負った男性はHKT48のスタッフだという。 同日、予定していた「オンライン握手会」は中止に。劇場に併設する事務所にいたメンバーは全員無事、避難した。 翌15日、福岡県警は山口容疑者を逮捕。なんと逮捕のきっかけは、本人の110番。山口容疑者は2本の包丁を所持しており、1本に血液が付着していた。催涙スプレーも所持していた。 HKT48は16日、公式サイトで17日に予定されていた劇場公演を中止すると発表。18、19日には公演予定はなく、20日以降の劇場公演開催の可否については改めて案内すると伝えた。 メンバーの梁瀬鈴雅(19)はX(旧ツイッター)で、「正直、私自身まだショックで心が追いついていません。いつも大切に守ってきた場所でこのような事件が起き、言葉になりません」「私にも何かできることがあったのではないか、防げたのではないかと考えてしまい胸が張り裂けそうです。本当に、本当に申し訳なくて、悔しいです」と吐露した。 メンバーの間で動揺が広がっているが、それもそのはず。取材によれば、山口容疑者はHKT48関連のイベント常連客だったからだ。 「月に5回程度は参加しており、劇場外でメンバーを出待ちすることもあり、事件前日と当日にも出待ち行為をしていた。迷惑行為を注意されていたこともあり、スタッフやファンのほか、イベントに参加していた容疑者を知っていたメンバーもいて、ショックが広がっている」(捜査関係者) 事件当日、山口容疑者は関係者スペースにいることを被害に遭ったスタッフから「なんでここにいるんですか」と注意され、出待ち行為を繰り返すなら出禁にする趣旨の話もされたという。すると、山口容疑者はスプレーを吹きかけ、包丁で刺してきた。取り調べに「刺し殺そうと思った」と供述。さらに、メンバーを狙っていたという趣旨の話もしているという。 過去にもアイドルが襲撃される事件が起きており、今年3月には女性ライバーが、都内の路上でライブ配信中に刃物で刺されて死亡する事件も起きている。 「芸能人が活動する上で、イベントなどを含めてファンとの交流は避けられない。警備態勢を整えるといっても、四六時中タレントを守ることはできず、どうしても限界がある。警備費用の問題もある」(芸能プロ関係者) 事件の影響はどこまで波及してしまうのか。

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