佐賀県警の取り調べは「違法」計44万円の支払い命じる 控訴審判決

佐賀県警に違法な取り調べを受けたとして不起訴となった男性と弁護人が損害賠償を求めた裁判の控訴審で福岡高裁は捜査を違法と認定し慰謝料などあわせて44万円を佐賀県に支払うよう命じました。 訴状などによりますと、佐賀県に住む30代の男性は2021年に窃盗容疑で逮捕されその後、不起訴となりました。 男性は、警察の取り調べで自白を強要されたなどとして佐賀県に330万円の損害賠償を求めています。 きのう福岡高裁の松田典浩裁判長は「『自白すれば立件する事件を減らす』と誘いかけるなどして自白を促した」と指摘。 1審が認めなかった黙秘権の侵害などを認定し男性と弁護人2人に慰謝料などあわせて44万円の支払いを命じました。

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