◇第62回全国大学ラグビー選手権大会準々決勝 早大26―21天理大(2025年12月20日 ヤンマースタジアム長居) 関西王者の天理大は早大に競り負け、2大会ぶりの4強入りを逃した。前半2分にトライを挙げて幸先良く先制したが、26失点と相手の強力な攻撃陣を止められなかった。主将のSO上ノ坊は、14―26で迎えた後半29分にトライを挙げるなど11得点と奮闘。「試合の入りから全員がアクセル全開で戦ってくれた。悔いなく力を出しきれました」と視線を上げた。 6月に当時の部員2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、チームは活動停止の期間があった。職務停止3カ月の処分を受けていた小松節夫監督は「厳しい状況の中でも学生たちが頑張ってくれて、ここまで来ることができた。最後まで諦めずによくやってくれた」と努力を称えた。