「置き石マーキング」で空き家判断 兵庫など5県で被害1350万円相当か、男を追送検

住宅の門扉に小石を置いて、その落下の有無で留守宅を見極める「置き石マーキング」などの手口で空き巣を繰り返したとして、兵庫県警捜査3課は22日、窃盗容疑などで、住所不定の無職、嶋谷直人被告(29)=邸宅侵入などの罪で起訴=を逮捕、追送検し、捜査を終えたと発表した。 県警によると、嶋谷容疑者は令和6年9月ごろ~7年5月ごろ、兵庫、広島など5県で70件の窃盗事件などに関与し、被害総額は現金約310万円を含む1350万円相当に上るという。 同課によると、嶋谷容疑者はほかに逮捕された男らと共謀し、置き石のほか、ポストの郵便物のたまり具合を確認するなどして留守宅や空き家かどうかを判断していた。 盗んだ貴金属やブランド品はリサイクルショップで換金、生活費や遊興費に充てたとみられる。 神戸市垂水区の住宅で今年1月以降、門扉に不審な小石が置かれるケースが60件以上確認され、そのうちの1軒に侵入した疑いで県警が5月に逮捕していた。

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