福岡市の警備会社に忍び込み、会社の車などを盗んだとして無職の男が逮捕されました。警備会社は当初、車の盗難に気付いていなかったということです。 警察によりますと、住所不定・無職の６５歳の男は今月７日、午前と午後の２回にわたって福岡市博多区の警備会社に忍び込み、事務所にあった車の鍵を持ち出して会社の軽乗用車２台を盗んだ疑いがもたれています。 １台目は２度目に侵入した際に戻されたものの、２台目はそのまま盗まれた後、前輪がパンクした状態で粕屋町のコンビニエンスストアの駐車場に乗り捨てられていたということです。 車に社名が書かれていたため、９日、コンビニから警備会社に連絡があり、事件が発覚しました。 会社側は、車がないのは把握していましたが、社員が乗って行ったと思い、盗難には気づいていなかったということです。 男は警備会社の元従業員で、警察の調べに容疑を認め「住む家がなく車中泊をしたいと思い、車を盗みました」と話しています。