麻薬成分を含む液体大麻リキッドを購入し、自分で使ったとして11月に逮捕された松江市立小学校の元教員の裁判で、松江地方裁判所は12月23日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 有罪判決を受けたのは松江市法吉町の元小学校教員の男(27)です。 被告は今年7月4日、知人の男から大麻リキッド若干量を1万円で譲り受け、9月中旬に自宅で吸引したとして麻薬及び向精神薬取締法違反の罪に問われていました。 23日に始まった裁判で被告は、「今年度、学年主任になり業務が増えてストレスで十分眠れなくなった。知人の勧めで大麻リキッドを吸ったらゆっくり眠れて目覚めも良いと感じ、買うようになった。3回位手に入れた」などと答えました。 そして「自分のしたことで保護者や子どもたちにもショックを与え、後悔してもしきれない」。今後、麻薬に手を「絶対出しません」と誓いました。 判決が即日言い渡されることになり、芹澤俊明裁判官は、捜査に協力して更生の意欲を述べているなどとして、拘禁刑1年半の求刑に対し拘禁刑1年、保護観察付きの執行猶予3年の判決を言い渡しました。 弁護士は控訴するかどうか決めていないとしています。