県内のニセ電話詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額がおよそ125億円に上り、過去最悪を更新しました。警察官などをかたった詐欺による被害は、去年の同じ時期の3倍以上となっています。 福岡県警によりますと、ことし11月末までの県内のニセ電話詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は、およそ124億9000万円に上り、過去最悪を更新し続けています。 このうち、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は74億円ほどに上り、去年の同じ時期に比べ10億円以上増えています。 また、警察官などをかたるニセ電話詐欺が多く発生していて、被害件数はことし11月末までに606件、被害額は41億5000万円と、いずれも去年の同じ時期の3倍以上となっています。 警察は、SNSを知らない人からのメッセージが届かない設定にするよう呼びかけるほか、警察官などをかたるニセ電話詐欺に注意し、「逮捕状」などの言葉が出たら、すぐに電話を切るよう呼びかけています。