30日未明、大阪市の路上でタクシー代を支払わずに運転手に暴行し、売上金が入ったバッグを盗もうとした男が、運転手や通行人に現行犯逮捕されました。男は酒に酔っていて「何をしたか覚えてません」と供述しているということです。 強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、大阪市淀川区の職業不詳の56歳の男です。警察によりますと、男は30日午前1時ごろ、淀川区西中島の路上で、タクシーを下りる際に運賃 約4100円を支払わず、タクシー運転手の男性(58)の顔面を平手打ちするなどの暴行を加えてケガをさせ、助手席においてあった売上金6400円が入ったバッグを奪って逃走しようとした疑いがもたれています。 男は取り押さえられそうになった際にも運転手の男性の顔を殴りましたが、30mほど離れた路上で運転手の男性と目撃した通行人の男性に取り押さえられたということです。男は当時、酒に酔っていたということで、警察の調べに対し「なにをしたか覚えていません」と容疑を否認しています。 警察は男から話を聞くなどして事件に至った経緯などについて捜査する方針です。