第2次トランプ政権始動、ドジャース連覇・山本MVP 2025年海外10大ニュース

①第2次トランプ政権始動 1月20日、第2次トランプ米政権(共和党)が発足した。第47代大統領となったトランプ氏は就任演説で、「米国の黄金時代が始まる」と述べ、「米国第一」主義に基づく政策を推進する方針を表明した。 海外からの輸入品に対して「米国民を豊かにするため(新たな)関税を課す」と述べ、貿易制度の見直しに着手することを約束。4月に「相互関税」として発表し、8月に発動した。 相互関税を巡る交渉で日韓や欧州から米国への巨額投資などを得ることにも成功し「関税は国家の安全保障だ」としている。自由貿易の旗手だった米国が関税で自国の産業や雇用を守る姿勢を強めたことで、保護主義が世界に波及することへの懸念が広がった。 ②韓国、李在明大統領が就任 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が2024年12月3日に「非常戒厳」を宣布して国会などに兵力を投入させた事件で、25年1月に内乱首謀容疑で逮捕され、4月4日の憲法裁判所の決定を受けて弾劾罷免された。尹氏の罷免に伴う6月3日の大統領選では革新系の李在明(イ・ジェミョン)氏が勝利し、大統領に就任。李氏は「反日」的な言動が目立った野党代表時代とは一転、日本との協力を重視する外交路線をとっている。 ③ガザ停戦、人質解放 イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスは10月9日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結を目指すトランプ米政権が示した和平案の「第1段階」で合意した。10日には停戦が発効して身柄交換も進んだが、イスラエルは発効後もガザへの攻撃を続け、住民からは「これでは停戦とはいえない」と批判する声も出た。ガザでは2023年10月の戦闘開始以降の死者が7万人を超えた。 ④ドジャース連覇・山本MVP、大谷は4度目 大谷翔平(31)らが所属する米大リーグ、ドジャースが11月1日、ワールドシリーズ(WS)で2連覇を果たした。山本由伸(27)がシリーズ最優秀選手(MVP)を獲得。第6、7戦の連投などメジャー史に残る投球が評価された。シーズン途中から投打二刀流に復帰した大谷は、自己最多の55本塁打を放つ活躍でナショナル・リーグMVPに選出、3年連続4度目の満票受賞となった。 ⑤日本製鉄、USスチール買収

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