福岡市中央区で昨年12月、アイドルグループ「HKT48」運営会社の男性スタッフを含む男女2人が刺されて負傷した事件で、男性への殺人未遂容疑で逮捕された福岡県糸島市の無職山口直也容疑者(30)が事件2日前に県内の量販店で包丁3本を購入していたことが捜査関係者への取材でわかった。この包丁が事件に使われたと県警はみている。 県警は5日にも、女性に対する殺人未遂容疑で再逮捕し、包丁を複数買った経緯などを調べる。 捜査関係者によると、再逮捕容疑は昨年12月14日午後5時ごろ、HKT48の劇場がある娯楽施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」1階のエスカレーター付近で岡山県倉敷市の20代の女性会社員を殺害しようと、刃物で背中を刺したというもの。女性は約1カ月の重傷。近くのみずほペイペイドーム福岡で開かれたコンサートに来ていたという。山口容疑者と面識はなかったとみられる。 山口容疑者はこの約1分前にドーム1階のエレベーターホールで、HKT48運営スタッフの40代男性の胸付近を刃物で刺し、重傷を負わせた殺人未遂容疑で翌15日に逮捕された。容疑を認めているという。 県警によると、山口容疑者はHKT48イベントの常連客で、事件前日にドームの関係者専用エリアに入り、運営側から警戒対象となっていた。