マドゥロ氏に続く標的は…イラン・コロンビア・キューバを名指ししたトランプ氏

ドナルド・トランプ米国政権がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を逮捕し、国際社会に緊張が走る中、トランプ大統領と対立してきた各国指導者の動向に注目が集まっている。 1月4日(現地時間)、トランプ大統領は米フロリダからワシントンDCへ向かう大統領専用機内で、イラン、コロンビア、キューバを名指しして警告を発した。コロンビアについては「非常に病んだ国だ」と述べ、「コロンビアにも作戦を実行するのか」との質問に「良い考えだ」と答えた。キューバについては「キューバはそのまま崩壊すると思う」と語った。特に、最近大規模な反政府デモが激化しているイランに対しては、「デモ参加者を殺害すれば、非常に強い打撃を受けることになる」と圧力をかけた。イランのアヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者が、いつでも次の「標的」になり得ると受け取られかねない発言だ。 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「この作戦がイラン指導部に投げかける衝撃波は大きい」とし、イラン指導部内で危機感が高まっていると報じた。英紙タイムズは「ハメネイ氏は、デモ鎮圧に失敗した場合に備え、家族や側近とともに国外へ逃亡する非常計画を用意している」と伝えた。この計画には不動産や現金を確保する動きも含まれており、亡命先はロシアとなる可能性が高いとされている。 トランプ政権2期の発足以降、事あるごとにトランプと対立してきたコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領にとっても、事態は差し迫っている。トランプ大統領はマドゥロ氏の逮捕作戦直後、フォックスニュースのインタビューでペトロ大統領を名指しし、「彼はコカインを製造し、米国へ密輸している」と述べた。マドゥロ氏を「麻薬密売」の容疑で逮捕したことから、ペトロ大統領も決して安心できない状況だ。 共産国家キューバも事態を注視している。トランプ大統領がキューバを公然と「失敗した国家」(フォックスニュース)と呼んできたためだ。キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は、ベネズエラへの空爆直後、X(旧ツイッター)に「米国によるベネズエラへの軍事攻撃を、最も強い表現で糾弾する」と投稿し、非難した。

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