警視庁の警察官を名乗る男に「マネーロンダリングであなたの口座が使われている」などと言われ、新潟県長岡市に住む40代女性が現金100万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。 ■「マネーロンダリングであなたの口座が…」 警察によりますと、去年12月15日に女性の携帯電話に『+1』から始まる電話番号で、警視庁の生活安全課や捜査二課の警察官を名乗る男から電話がありました。 男は女性に「詐欺事件について調べていたら、あなた名義の口座が出てきた。身に覚えはあるか」などと言い、女性が身に覚えがないと答えると、「マネーロンダリングであなたの口座が使われている。この件は絶対誰にも言わないように」などと話しました。 ■“偽の逮捕状”の画像を見せられ その後、男は女性に対して、女性の名前が入った偽の逮捕状の画像をメッセージアプリで送信。それを見た女性は、相手が本物の警察官だと信じ込んだということです。 女性が口座の残高などを答えていると、ニセ警察官の男から「紙幣番号から資金洗浄かどうか確認するため」として、口座にある現金を指定された口座へ振り込むよう指示されました。 女性が50万円を振り込むと、さらに男は「検察庁からほかの銀行にある現金を調べろという指示が出た」などと要求し、女性はさらに50万円を振り込みだまし取られました。 女性は男から「現金は確認後に返金する」と言われていたものの、指定された日に返還されず、男らと連絡が取れなくなったことから、被害に遭ったと警察に届け出ました。 ■相次ぐ“ニセ警察官”による詐欺 被害防止のポイントは 警察は、ニセ警察官など“オレオレ詐欺”を防ぐために以下の点に注意してほしいと呼びかけています。 ・警察は、『+(プラス)』から始まる国際電話番号から電話をすることはない ・警察は、LINEなどのメッセージアプリで連絡することはなく、そこで警察手帳や逮捕状などの令状を見せることはない ・警察は、逮捕を免れることを理由に、金銭の振り込みや出勤を指示することはない ・警察官を名乗る者から、電話やメッセージアプリ(LINE等)で「捜査対象になっているという話」「お金の話」が出たら詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してほしい