発生からことしで47年。殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(98)が、再審=裁判のやり直しを求めている大崎事件。弁護団は8日、5回目の再審請求を鹿児島地裁に申し立てました。 午前、地裁前に集まった弁護団や支援者。1日も早い再審=裁判のやり直しを訴えました。 (大崎事件弁護団 鴨志田祐美共同代表)「この第5次再審の目的は1つしかない。原口アヤ子さんが生きているうちに再審無罪を獲得すること」 (記者)「再審の扉を開こうと、5回目の再審請求に向けて弁護団が鹿児島地裁に入っていきます」 ■大崎事件…一貫して無実を訴え 1979年、大崎町で男性が遺体で見つかった大崎事件。警察は保険金目当ての殺人事件として捜査し、男性の義理の姉・原口アヤ子さんを逮捕。 原口さんは殺人罪などで服役しましたが、一貫して無実を訴え、再審=裁判のやり直しを求めています。 原口さんはこれまでに4回再審請求をして、地裁で2度、高裁で1度再審が認められました。しかし、いずれも検察が不服を申し立て覆されています。 1回目の再審請求からことしで31年で、原口さんは現在98歳。介護施設に入所中のため、8日の申し立てには立ち合えませんでした。 ■新たな医学鑑定や心理学鑑定など提出 5回目の今回は、証拠として、男性の事故死を裏付けるための新たな医学鑑定や、有罪の根拠となった親族3人の「自白」の信用性を否定する心理学鑑定などを提出しました。 (原口さんの長女 京子さん)「えん罪被害者をなくすために(司法を)変えてほしい。どうしてできないのか腹が立って仕方ない」 (大崎事件弁護団 八尋光秀団長)「法と正義の名においてえん罪被害を被せられるということ。えん罪被害は自由を奪われるだけでなく、尊厳も人生も名誉も家族もすべて奪われる」 弁護団は今後、事故死などを裏付ける追加の証拠も提出する方針です。 ■5回目の再審請求のポイントは? 記者解説 (キャスター) 取材にあたっている記者とお伝えします。 5回目の再審請求は、どんな点がポイントですか?