前橋市長選で小川氏巡る指摘「正論でも丸山氏陣営に迷惑をかけたかも」 群馬・山本知事

群馬県の山本一太知事は13日の定例記者会見で、12日投開票の前橋市長選で再選を果たした小川晶氏(43)による市職員(退職)とのホテル面会問題を巡り小川氏に厳しい指摘を繰り返した点について「すべて正論だが、知事という権力者の発言として、いじめているかのように一部で見られた点は反省しないといけない」と語った。 山本氏は、小川氏に対して「民意によって選ばれたことに敬意を表したい」と述べた。自身が支援したものの落選した丸山彬氏(40)については「短期決戦で準備期間が足りなかった。それでも5万票を超す得票は大健闘で、胸を張っていい」とたたえた。 ホテル面会問題に対する自身の指摘を巡っては「一般国民の受け止め方も厳しい。ただ、上州人(群馬県民)は、党派性より義理人情で動く。私自身、あまり自覚はないが、知事というのは権力者で、正論でも義憤を招いてしまい、丸山氏の陣営には迷惑をかけたかもしれない」と語った。 山本氏は、ホテル面会問題に対する世間一般の認識と前橋市民の捉え方にも「乖離(かいり)があった」と指摘。県内主要市で相次いだ談合事件による副市長らの逮捕事件に対する嫌悪感のほうが強く、「不祥事はけしからんが、利権やしがらみにがんじがらめになった古い時代にはもう戻りたくないという考えの方が勝っていた」との見方を示した。 丸山氏について、小川氏の陣営によるイメージ戦略の中で「古い政治の枠の中で捉えられてしまった可能性がある」とし、「選挙は情念の戦いでもあり、小川氏はそうした思いを伝えるコミュニケーション能力が優れていた」と語った。 (風間正人)

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