「息子や私たち家族が受けた苦痛を考えれば、わずか3年2か月で刑務所から出てくるのかというのが正直な気持ち」小学生を横断歩道ではね、自転車の高校生をひき逃げ、その後も無免許運転…3度逮捕の男(75)に判決 小学生は左半身麻痺で常に介護を要する状態…判決の後も被告人から賠償がされず

短期間の間に小学生をはねる事故やひき逃げ、無免許運転などを繰り返し3度逮捕されていた男の裁判で、鳥取地方裁判所は14日、懲役3年2か月の実刑判決を言い渡しました。 実刑判決を受けたのは、鳥取県伯耆町の無職の男(75)です。 男は、去年3月、鳥取市内で横断歩道を渡っていた小学生を車ではねて大けがをさせ、その3日後には島根県安来市内で車を運転中に自転車の高校生をはねたのに救護などをせずにそのまま逃走。 さらにそのひと月後には、3回にわたり無免許運転していたとして逮捕。 短期間で続けざまに逮捕されていましたが、釈放された後に事故や違反を繰り返し、過失運転致傷や道路交通法違反などの罪に問われていました。 去年3月の事故で男の車にはねられた当時9歳の小学生は頭部に傷を負い、約2か月の間意識不明となっていて、裁判の中で検察側は、被害者の小学生の家族が「左半身が麻痺して自分で起き上がることはできない、お金がないと自分のことしか考えない被告を許すことはできない」と話した内容などを証拠のひとつとして提出していました。 弁護側は被告人質問で、被告に多額の借金があり、車も任意保険に入っていなかったので年金生活では賠償が難しいこと。 4月のひき逃げは3月の事故の直後だったが事故をしなければ大丈夫だろうと安易に考えて運転し3月に続いてまた事故を起こしたことや車検切れの車だったことを隠そうと救護せず立ち去ったこと。 5月の無免許運転は被告が運転を続けるのをみかねた被告の息子が通報したことなどを明かしていました。 検察側は論告で「被害者は、横断歩道手前の歩道上で、通過する車両を待ってから横断したものであり、何ら落ち度はない。春休み中に友達と遊ぶために外出した際に本件被害に遭って入院約1年間を要する、びまん性軸索損傷等の傷害を負い、神経系統の機能に著しい障害を残し、常に介護を要する後遺症が残っているのであり、正に生活を一変させられた」として、被害結果が極めて重大であると指摘。

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