乾燥大麻を自宅で所持したとして、音楽ユニット「Def Tech(デフテック)」として活動する西宮佑騎容疑者(45)が2日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。同部は認否を明らかにしていない。 警察庁によると、2024年に大麻に関する事件で検挙されたのは6078人。過去最多だった前年より404人減ったが、10年前の約3.5倍に増えている。 24年10~11月に大麻取締法違反容疑(単純所持)で検挙された889人のうち、約36%がインターネットで大麻の入手先を知ったという。大半がX(旧ツイッター)や秘匿性の高いテレグラムなどのSNSで、21年と比べると7ポイント増加した。 ネット上では、大麻のことを葉っぱや野菜、ブロッコリーなどの絵文字で表し、隠語で取引されているという。 厚生労働省によると、こうした状況などから2021年度、麻薬取締部に、情報管理分析課を新設し、薬物取引で使用されたパソコンやスマートフォンの解析に力を入れているという。(西岡矩毅) ■乱用されるおもな薬物と危険性 ※厚生労働省の資料から ○覚醒剤(隠語:エス、スピード、シャブ) 幻覚や妄想が現れ、中毒性精神病になりやすい。使用をやめてもフラッシュバックすることがある ○大麻(チョコ、クサ、野菜) 知覚を変化させ、パニックを引き起こすこともある。乱用を続けると、学習能力の低下、記憶障害、人格変化を起こす ○コカイン(コーク、スノウ、自転車) 幻覚や妄想が現れる。大量に摂取すると全身けいれんを起こす ○MDMA(エクスタシー、バツ、タマ) 知覚を変化させ幻覚が現れることがある。大量に摂取すると高体温になる ○LSD(エル、紙、アシッド) 極めて微量でも使用すると幻覚症状が現れ、気分が高揚し、不眠状態が続き、体温・心拍数の上昇、頻脈や散瞳などの症状が出てくる。その幻覚症状が原因で精神錯乱や異常興奮になる ○危険ドラッグ 有害で危険な物質を含み、呼吸困難や異常行動を起こす ○向精神薬 睡眠薬、精神安定剤など医療用として使われるが、乱用されると精神や身体へ障害を与える。依存により、思考、感覚や行動に異常をきたす(小寺陽一郎)