カンザスシティ、ミズーリ州、2月3日 (AP) ー 市民の間でトランプ政権の移民取締りに対する緊張が高まる中、一部の州および地方当局者は、同政権が倉庫を改造した施設や民間運営の施設、郡刑務所などに、数千人もの収容移民を収容しようとする動きに反発している。 連邦当局は、トランプ大統領の最近の減税法によって資金が確保された、450億ドルの大規模な収容施設拡張計画を進めているため、移民を収容する場所として全米の各都市や郡を視察している。 ミネソタ州での移民取締り活動中にレニー・グッドさんとアレックス・プレッティ氏が銃殺された事件は、米国移民税関捜査局(ICE)に対する注目をさらに高め、新たな収容施設の計画に対する監視を強化している。 南部バージニア州リッチモンド北部に計画されているICE施設に対し、先週ハノーバー郡監督委員会が開催した公聴会には数百人が詰めかけ、緊張した空気が流れた。 ICE収容施設建設の計画が公表されると、ミズーリ州カンザスシティ選出の議員らは、これを阻止する条例の成立に奔走した。オクラホマ州オクラホマシティとユタ州ソルトレイクシティの市長らは、建築許可に関する懸念を表明した後、土地所有者が移民収容施設として施設を売却または賃貸しないことを発表した。 一方、民主党主導の複数の州議会では、ICE施設の建設を阻止または抑制する法案の審議を進めている。ニューメキシコ州の法案は、ICEのために移民を拘留する地方自治体の合意を標的としている。カリフォルニア州の斬新な提案は、ICE施設を運営する企業に対し収益の50%の課税を課すことで、州外への撤退を促そうとしている。 連邦政府のデータによると、12月下旬時点で7万人以上の移民がICEによって拘留されており、トランプ政権発足時の4万人から増加している。 わずか1年余りで、ICEが使用する収容施設の数はほぼ倍増し、47の州と地域に212カ所が分散している。その増加分の大半は、連邦保安官事務所との既存契約や郡刑務所の空きベッド利用契約によるものだ。 トランプ政権は現在、さらに大規模な施設を開設する動きを見せている。1月には、東部メリーランド州ワシントン郡の倉庫に1億200万ドル、ペンシルベニア州バークス郡の倉庫に8400万ドル、アリゾナ州サプライズの倉庫に7000万ドル以上を支払った。また、ニューヨーク州チェスターの洪水危険区域にある倉庫購入案について、公衆の意見を募集している。 連邦移民当局は他地域の大型倉庫を視察しているが、その詳細はほとんど公表されていない。 ICEは声明で「これらは我々の通常の収容基準を満たす、非常に構造化された収容施設となる」と述べ、さらに「ICEが全米各州で逮捕を行い、収容スペースの拡大に積極的に取り組んでいることは、驚くべきことではない」と付け加えた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)