【02月19日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領に対する内乱首謀罪の1審判決が19日午後3時(日本時間同)、ソウル中央地裁刑事合議25部で言い渡される。2024年12月3日に非常戒厳を宣布してから443日目。内乱特別検察チームは死刑を求刑しており、裁判所の判断に関心が集まっている。 ユン前大統領は在任中、キム・ヨンヒョン(金龍顕)国防相(当時)らと共謀し、戦時・事変、またはこれに準じる国家非常事態の兆候がないにもかかわらず、違憲・違法な非常戒厳を宣布するなど、国憲を乱す目的で暴動を起こした罪に問われている。 この過程で、戒厳軍や警察を動員して国会を封鎖し、非常戒厳解除の議決を妨げたほか、ウ・ウォンシク(禹元植)国会議長、「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表(現大統領)、「国民の力」のハン・ドンフン(韓東勲)代表(当時)ら主要人物や中央選挙管理委員会の職員を逮捕・拘束しようとした疑いも持たれている。 先月の論告求刑公判で特別検察チームは、ユン前大統領に死刑判決を下すよう求めた。特別検察チームは「内乱罪は、暴動によって違法に国家組織の基本制度を破壊し、憲法が設計した民主的基本秩序と国家の存立を危うくする犯罪で、その性格と重大性は他のいかなる犯罪とも比較できない」と強調した。 さらに「被告は反省しておらず、量刑で酌量すべき事情はない。重い刑を選択すべきで、法定刑の最低刑を適用するのは相当でない。最低刑以外で選択できるのは死刑しかない」として求刑理由を示した。 特別検察チームは「戒厳ナンバー2」とされるキム・ヨンヒョン前国防相に無期懲役を、「戒厳の非公式ライン」との疑惑が持たれているノ・サンウォン前国軍情報司令官に懲役30年を求刑した。 非常戒厳当日に国会封鎖に加担したとされる警察幹部らにも重刑を求めた。チョ・ジホ前警察庁長官には懲役20年、キム・ボンシク前ソウル警察庁長には懲役15年を求めた。 一方、ユン前大統領側は、国家非常事態を国民に知らせるための「訴え」として戒厳を宣布したとの主張を続けている。 ユン前大統領は約1時間30分に及ぶ最終弁論で、「私も過去26年間、捜査と公判を担当してきたが、これほど指揮体系もなく、各機関が無秩序に殺到して捜査するのは初めて見た。内乱という結論を前提に、捜査ではなく捏造と歪曲が進められた」と述べた。 そのうえで「大韓民国の独立と国家の継続性、憲法擁護という重大な責務を負う大統領として、国家非常事態を主権者である国民に知らせ、これを克服するため立ち上がってほしいと訴えるために非常戒厳を宣布した」と強調した。 判決の様子は、裁判所の設備で撮影した映像が放送各社を通じて生中継される予定だが、技術的事情により遅れる可能性がある。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News