世界に民主化の流れをつくった「ピープルパワー革命」から40年/先頭ランナーのフィリピンはその後なぜ周辺国に劣後したのか

今から40年前の1986年2月26日、私はアメリカ・ハワイのヒッカム空軍基地にいた。フィリピンを20年余にわたり強権で支配した大統領フェルディナンド・マルコス(シニア)の到着を取材するためだ。 独裁者の退陣を求める「ピープルパワー」により、一家は前日の2月25日、大統領府マラカニアン宮殿から追放され、アメリカ軍機により運ばれてきた。 足取りのおぼつかないシニアは、両脇を基地職員に抱えられ軍用機から降り立った。夫人のイメルダ、長男のフェルディナンド・マルコス・ジュニア(ボンボン)らが続いた。

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