神戸製鋼系列元部長を特別背任容疑で逮捕 ギャンブルで1億円消費か

架空の仕入れ代金を支出させて会社に損害を与えたとして、大阪府警は26日、大阪市中央区の建材商社「神商鉄鋼販売」の元部長、泉谷桂一容疑者(52)=岡山県笠岡市四番町=を会社法違反(特別背任)の疑いで逮捕し、発表した。 容疑を認めているという。 捜査2課によると、泉谷容疑者は神商鉄鋼販売の土木建材担当部長として、土木建材関連の商品の仕入れや支払いの権限があったという。 逮捕容疑は2020~25年、資材を仕入れたとする取引会社名義の架空の請求書を作成。26回にわたり、神商鉄鋼販売から取引会社の代表名義の口座に計約1億1500万円を振り込ませ、財産上の損害を与えたというもの。 神商鉄鋼販売は神戸製鋼グループの中核商社「神鋼商事」(大阪市中央区)の100%子会社で、鉄鋼製品や土木資材の販売を手がけている。25年3月期の売上高は約500億円。 府警によると、取引会社は長年にわたって神商鉄鋼販売と取引がある兵庫県宝塚市の土木建設会社。泉谷容疑者が代表名義の口座をつくらせ、自ら管理していたという。 泉谷容疑者は、振り込まれた金の大半を、オンラインカジノや競馬などのギャンブルに使ったと話しているという。 親会社の神鋼商事によると、泉谷容疑者の架空計上は25年5月の内部監査で発覚。同年6月に泉谷容疑者を懲戒解雇し、その後、府警へ告訴していた。 神鋼商事は「事態が発生したことを厳粛に受け止め、グループ会社を含めた管理体制の強化に努める」とコメントした。(小島弘之、黒田陸離)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする