高齢男性を殺害し、現金などを奪ったとして、京都府警捜査1課と山科署は26日、強盗殺人と住居侵入の疑いで、京都市山科区大塚元屋敷町、飲食業桜木清容疑者(55)を逮捕した。府警によると、桜木容疑者は遺体の第一発見者として110番していた。調べに対し黙秘しているという。 逮捕容疑は昨年10月1日午前2時55分〜同6時ごろ、同区椥辻草海道町の民家に侵入し、この家に住む駐車場経営寺田憲司さん=当時(81)=に何らかの方法で暴行を加えて殺害した上、現金数十万円やスマートフォンを奪った疑い。 府警によると、桜木容疑者は同7時5分ごろ、寺田さん宅の固定電話から「すごい音がしたので家に入ったら男の人が倒れている」と110番した。寺田さんは1階の寝室であおむけで倒れており、その場で死亡が確認された。死因は出血性ショックで、胸や腹、首元に殴られたようなあざがあったほか、あばら骨が数十カ所折れていた。 屋内からは、駐車場収入の数十万円とスマホが入ったトートバッグなどが持ち去られていたという。 府警は、桜木容疑者が無施錠の裏口から寺田さん宅に侵入し約3時間滞在後、徒歩で自宅に帰り、オートバイで複数回現場周辺に戻る不審な動きをした後、寺田さん宅に戻り、第一発見者を装って通報したとみている。 寺田さんは一人暮らしで、自宅は桜木容疑者が営む飲食店から約300メートルの距離にあった。府警によると同容疑者は寺田さんを知っていたとみられるが、詳しい関係は捜査中という。 府警は先月から同容疑者に任意で聴取を重ね、自宅を捜索するなど捜査を進めていた。任意の調べには「よく思い出せない」などと話していたという。