2016年、愛知県蒲郡市で女性が自宅で殺害された事件から、間もなく10年となります。事件はいまだ未解決ですが、2025年には、名古屋で26年前に起きた未解決事件の容疑者が逮捕されていて、遺族は「必ず事件は解決する」と希望を抱いています。 司さん: 「優しい母親だったなと思いますね」 多香子さん: 「本当に頼りがいがある人でした」 蒲郡市に住む杉浦司さん(61)、多香子さん(61)夫婦は10年前、最愛の母・加津代さんを突然失いました。 司さん: 「畑仕事が大好きで、自分で作った野菜を多香子の友人・知人にあげたりとか。人が喜んでくれることに喜びを感じるみたいな、心の優しい人だったなと思います」 2016年3月10日、中国への出張から帰宅した杉浦さんの目に飛び込んできたのは、凄惨な光景でした。 司さん: 「母親を捜した時に、こちらで母親が倒れていた」 1階仏間のふすまの陰に隠すように、母・加津代さん(当時73)の遺体がありました。顔にはポリ袋がのせられ、隣の和室から遺体を引きずったような血の跡も残っていました。 司さん: 「母の姿を見た時に首にコードが巻かれていたので、これは事故じゃないな、事件だなと思いました」 自宅北側の窓ガラスは三角形に割られていました。現場の状況などから、何者かがこの窓ガラスを割って侵入し、加津代さんと鉢合わせて殺害した可能性があるとみられています。 これまで捜査員延べ3万8000人以上を投入していますが、事件は今も未解決のままです。 しかし、2人に希望をもたらす出来事が去年10月にありました。26年の時を経て大きく動いた、名古屋市西区の主婦殺害事件です。この事件の遺族・高羽悟さん(69)とは、被害者遺族の会を通して交流があったといいます。 多香子さん: 「自分のことのようにうれしかったです」 司さん: 「26年経った事件も解決できるんだから、私たちの事件も解決できるという強い気持ちになりました」 高羽さんも、杉浦さんのことを気にかけています。 高羽悟さん: 「どういった形で亡くなったのか、犯人がどういう動機で殺したのかとか、そういったことを知らないと一区切りつかないので。杉浦さんご夫婦にはお母さんのためにも、粘り強く希望を捨てないでやって欲しいですよね」 加津代さんの寝室には、事件があった2016年のカレンダーが今も残されたままです。 司さん: 「『必ず事件を解決する、その日が来る』と強く思っていますし、『犯人も覚悟しておけよ』という気持ちで私はいます」 多香子さん: 「どんなことがあっても戻ってくるわけではないですけど、(犯人には)自分がしたことに向き合って、償って、母にも謝ってほしいなと、それが望みですね」 3月10日であの日から10年となります。1日でも早く、亡き母に犯人逮捕の報告を…。その時を待ち続けています。 ※情報提供は 蒲郡警察署捜査本部 0120ー110ー463まで