元三田証券役員らによるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は13日、東洋証券の株でインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反罪で、元三田証券取締役投資銀行本部長、仲本司容疑者(52)ら3人を追起訴した。 ほかに追起訴されたのは、いずれも会社役員の松木悠宣(44)、小林真之(39)両容疑者。認否は明らかにしていない。 起訴状によると、東洋証券の2025年3月期の期末配当について重要事実を知った仲本容疑者が松木、小林両容疑者と共謀。公表前の24年10月、同社の計99万6400株を計約4億9630万円で買い付けたとされる。 松木容疑者は23年1~3月、5銘柄の株価を不正に変動させた相場操縦の罪でも起訴された。 証券取引等監視委員会が12日、3人を告発していた。 一方、モーター大手「ニデック」による工作機械大手「牧野フライス製作所」へのTOB(株式公開買い付け)を巡りインサイダー取引をしたとして仲本容疑者らとともに逮捕され、処分保留となっていた男(29)について、特捜部は13日、起訴猶予とした。