身分証明書を持たずに空港の保安検査場を通過しようとした男が、TSA(運輸保安庁)職員と警察官を激しく暴行し、最大20年の禁錮刑に直面している。テキサス州のダラス・ラブフィールド空港で発生したこの事件では、顔面を複数回殴られた警察官が左目の眼窩(がんか)吹き抜け骨折という重傷を負い、病院に搬送されるという極めて悪質な事態に発展した。 米「ニューヨーク・ポスト」紙によると、カリフォルニア州オークランド出身のイドレス・ビネイ・ソロモン容疑者(33)は、3月10日のフライトに搭乗する予定だった。身元確認プロセスで本人確認ができず、TSA職員の指示を受けた後に激高したという。同容疑者は応援を呼んだTSA職員の首の後ろを殴り、駆けつけたダラス警察の警官の顔面を激しく殴打した。 さらに、逮捕されてパトカーに乗せられる際にも警察官の腕に故意に唾を吐きかけ、大声でわめきながら激しく抵抗し続けた。検察当局は「旅行者の安全を守る職員への暴力は決して許されない」と強く非難している。