反町隆史“雄太”、大森南朋“肇”、津田健次郎“紀介”が37年前の約束を果たす…「中二病最高」の声<ラムネモンキー 最終回>

反町隆史、大森南朋、津田健次郎がトリプル主演を務めるドラマ「ラムネモンキー」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第11話が、3月25日に放送された。迎えた最終回は、紀介(津田)のすべてをひっくり返すような驚きの告白がありつつ、雄太(反町)、肇(大森)と恩師との約束を果たす姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます) ■中学校の同級生3人が37年ぶりに再会し、青春を取り戻す 同ドラマは、「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」などを手掛けた脚本家・古沢良太氏の最新作。 主人公となるのは、大手商社勤務の吉井雄太(反町)、映画監督の藤巻肇(大森)、理容師の菊原紀介(津田)という、見た目も性格もバラバラな3人組。中学時代の1988年、雄太は通称ユン、肇は通称チェン、紀介は通称キンポーと呼ばれ、映画研究部でカンフー映画の制作をしながら、熱い青春を過ごした同級生だ。 51歳となり、「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰りを感じていた中、37年ぶりに再会。3人が通うカフェの店員・西野白馬(福本莉子)の協力も得て、かつての映画研究部顧問教師、マチルダこと宮下未散(木竜麻生)の謎の失踪事件を追いながら、もう一度“青春の輝き”を取り戻す様子を描く。 ■紀介の“告白”に雄太「サイコパスだ」と驚がく マチルダが元夫に残した「きれいに生きたい」という一文を知り、雄太は贈賄の罪をすべて認め、ふるさとの再開発に関わっていた大物政治家・加賀見(高田純次)の汚職についても打ち明けると決意。肇、紀介、白馬も、自分の生活に影響が及ぶことを覚悟のうえで、それを了承した。 その4人の前に突如UFOが現れ、マチルダが降りてきた。「消した記憶を戻してあげる」。第1話冒頭と同じSF的描写で始まり、彼らの記憶の旅は、ついに終わりに向かう。 雄太は会社を辞め、肇は制作中の映画の企画が白紙になり、紀介は認知症の母・祥子(高橋惠子)が気に入っていた介護士・三島(奥田恵梨華)に頼めなくなっていた。いずれも加賀見の影響が考えられたからだ。ではあるものの、加賀見は収賄の容疑で逮捕され、「きれいに生きる」思いは確かにつながっていた。 雄太は保管していたマチルダの骨とボールペンを、白馬が働くカフェに持っていく。鶴見巡査(濱尾ノリタカ)は、実行犯の“アホの八郎”こと多胡秀明(梶原善)だけでも逮捕するべく、しばらく骨を保管しておいてほしいと頼む。 そこで紀介が驚きの発言をした。骨もボールペンも「僕が埋めた」というのだ。2年前に大病をした紀介は、死を感じて荷物を整理していたところ、マチルダのことを思い出した。死ぬ前に雄太と肇とマチルダ事件の真相を突き止めよう考え付いたが、普通に誘っただけでは相手にされない。そこで海外サイトで人骨を買い、ボールペンもネットで探し出し、一緒に埋めたのだった。 「5カ月の間、君たちと冒険ができた。僕は何一つ後悔していない」とすがすがしい紀介に対し、肇は「さすがに引くわ」と言い、雄太も「お前はサイコパスだ」と告げた。 ミステリーの鍵であったことを根底からくつがえす紀介の告白に、視聴者からも「マジかー!」「まじでビビった」「そりゃないぜw」「やばすぎて最高」「サイコっぷりが振り切ってて良いな」と衝撃の声が続々と上がった。 ■マチルダと雄太、肇、紀介の約束とは 誰のものか分からない骨を供養した帰り、白馬が忘れていたマチルダとの約束は何だったのかと聞く。 加賀見が映ったテープを手にしたマチルダは、映画の撮影に励む3人に会うと、「『炭酸拳』の主人公はさ、敵が自分より強いのを分かってて戦いに行くでしょ? 君たち、現実でもそうする?」と問い掛けた。3人が「戦う」「汚い生き方したくねえよ」「先生もそうするでしょ」と答えると、マチルダは涙を浮かべた。 そして「約束してくれる? なくさないって。君たちはすぐ大人になる。嫌なこともたくさんある。汚いことやずるいこともしなきゃいけないかもしれない。でも、心の片隅でいいから、今のあなたたちをなくさないって。それと映画を完成させてよね」と告げたのだった。 3人の答えでマチルダは“戦う”決意を固めた。それが第1話ラストでの雄太の「俺たちのせいだ」というつぶやきにつながるものだった。 「汚い生き方したくねえよ」は、「きれいに生きる」ということ。今回のことで、少しでもそれをかなえることができた雄太たちは、それぞれの生活に戻っていく。そして、白馬はあらたに「学校の先生も悪くないかな」と夢を抱くようになった。雄太たちに付き合ったことで「中二病をあしらうのも向いてるみたいだし」と感じたのだ。 ■ラストに登場した人物は現実か妄想か、余韻を残す そんな展開の中で、マチルダの生存説がSNSに上がり始めた。すると、祥子が驚きの発言をする。 マチルダ失踪の裏にあったのは、実は警察の公安に所属していた多胡による計画。雄太の父、肇の両親、紀介の母を誘って、命を狙われているマチルダを助けようとした。一度は沼に沈められたマチルダを、かつて水泳選手だった祥子が引き上げ、多胡が用意した新しい身分証とともに去る、という段取りを祥子は今でも覚えていたのだ。 祥子は認知症のため、3人はにわかに信じられない。だが、それを聞いた白馬が「1988年ですよ。ジェイソンや魔女やゾンビがいて、秘密結社や毒ガス工場がある88年です。全然あり得ます! あなたたちが信じなくてどうするんですか。私は信じます」と熱弁。 そんな白馬とともに3人は、マチルダとのもう一つの約束を果たすために、思い出の場所へ向かった。映画のクライマックスを撮影するのだ。映画としては最後だけ突然“おじさん”になってしまうのだが、彼らは張り切ってカンフーを繰り広げた。 記憶は妄想であって、いつか炭酸のように消えるかもしれない。それでも、多胡を追っていた鶴見巡査が、多胡から公安にスカウトされる様子と、雄太の娘が楽しく読んでいる漫画の表紙の絵はマチルダが亡き娘を描いたものとそっくりという描写もあった。そして、ラストでは休憩している3人の頭を扇子でポンポンと叩いたあとに、カンフーポーズを決める白髪の女性で締めくくられた。 見る者に判断はゆだねられつつも、なんという余韻に満ちたラスト。視聴者からは「永遠の中二病万歳」「みんな永遠の中二病」「中二病最高だよ」「泣けた」「みんなきれいに生きてる」など温かな感想が上がった。 また、エンドロールに「戸田恵子」の名前があったことに驚きの声も。戸田は、アニメ「機動戦士ガンダム」で未散のあだ名となった“マチルダ”の声優を務めているが、登場シーンを再確認したくなる楽しみもあった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部

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