6月19日に公開される有村架純主演映画『マジカル・シークレット・ツアー』の本予告が公開された。 本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが「金の密輸」で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナル作品。夫の横領と借金を突然知った二児の母、借金を抱えた研究者、そして貯金ゼロの未婚の妊婦。犯罪とは無縁そうに見える3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。 夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母・和歌子を演じるのは、本格的な母親役に挑戦するのは初めてとなる有村。ともに金の密輸をする共犯者として、奨学金の返済に追われる借金600万の研究員・清恵を黒木華、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を南沙良が演じるほか、塩野瑛久、青木柚、斎藤工らが脇を固める。監督を務めたのは、『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞にて脚本賞を受賞した天野千尋。なお、本作はシンガポールで大規模ロケが敢行された。 そんな本作の主題歌が、椎名林檎の「ありあまる富」が決定。2009年に発売され、今もなお数々のアーティストにカバーされている本楽曲が主題歌となったことを受けて、主演の有村は「椎名林檎さんのこの楽曲が優しい眼差しででも的確な視点で、この作品ごと掬い上げてくださっています」とコメント。さらに、天野監督も「金を密輸する彼女たちにとって、或いは私たち一人一人にとって、または世界にとって、『富』とはなんなのか? 『富』が満ち足りるとはどういうことなのか? 今あらためて林檎さんの痛烈な問いかけが、映画のラストでこちらに突きつけられる気がします」と楽曲と本作の親和性を語っている。 あわせて公開された主題歌入り本予告は、平凡な暮らしを送っていたはずの主人公・和歌子(有村架純)が、夫の横領と借金を知り、突然経済的に追い込まれたことで、金密輸に手を染めていく様子が映し出される。そして、闇バイト(=金密輸)先で出会った、清恵(黒木華)と麻由(南沙良)のダークで緊迫感溢れるキャラクターにも迫り、どうしようもない世の中へのやるせなさが描かれていく。一転、金の密輸をすることで人生のリベンジゲームが始まる。しかし、この魔法のような時間はいつまでも続くわけもなく……。そんな彼女たちの旅路を主題歌が優しく包み込み、真価を問うように強く響く。 また、天野監督と脚本を手がけた熊谷まどかが自らが執筆を担当した本作のノベライズ本が、5月12日に発売されることも決定した。 コメント 有村架純 椎名林檎さんのこの楽曲が優しい眼差しででも的確な視点で、この作品ごと掬い上げてくださっています。本当に大切にすべき真の価値とはなにか、作品と楽曲合わせて楽しんでいただけると嬉しいです。 天野千尋(監督) 「ありあまる富」がリリースされた2009年から現在に至るまで、世界の格差は広がり続け、奪うこと/奪われることが加速しています。 金を密輸する彼女たちにとって、或いは私たち一人一人にとって、または世界にとって、「富」とはなんなのか? 「富」が満ち足りるとはどういうことなのか? 今あらためて林檎さんの痛烈な問いかけが、映画のラストでこちらに突きつけられる気がします。