鳥取県米子市の公園にあるサルの飼育施設の管理をめぐり便宜を図るように依頼され、賄賂を受け取ったとして、鳥取県警は7日、米子市議の稲田清容疑者(56)を受託収賄の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。県警によると、議員の贈収賄事件での立件は約30年ぶりという。 県警捜査2課によると、稲田容疑者は2024年6月ごろ、サルの飼育施設がある公園の指定管理業務を請け負っている事業体の代表者(当時)から、市議会でサルの飼育頭数の削減を求める発言をするよう依頼を受け、同月26日に市内の駐車場で現金100万円を受け取った疑いがある。 県警の説明では、稲田容疑者はその後、市議会でサルの飼育頭数を減らすよう市側に質問。実際に飼育頭数は削減されたという。事業体側については、贈賄容疑で任意で取り調べを進めるという。 米子市都市整備課によると、同公園では現在、サルを37頭飼育している。最近では、23年11月と24年7月、25年2月にサルの脱走があり、施設の老朽化などが課題となっていたという。(堀田浩一、佐藤常敬)