143億円相当の覚醒剤押収、密輸の疑いで男を逮捕 容疑を否認

覚醒剤を密輸したとして、警視庁などの合同捜査本部は、中古車販売業でパキスタン国籍のバット・シャフカット・ムシュタック容疑者(53)=住居不詳=を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕し、7日に発表した。容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は2025年12月~26年1月、氏名不詳者らと共謀し、覚醒剤を貨物船のコンテナに積み込み、アラブ首長国連邦からシンガポールを経由し、東京都品川区の大井コンテナ埠頭(ふとう)に密輸したというもの。 東京税関が3月、輸入申告を受けたが、長期間保管されていることなどを不審に思い、江東区のコンテナ検査センターで荷物検査をしたところ、コンテナから覚醒剤270キロ(末端価格約143億円相当)を発見し、押収した。鑑定を進めているという。 警視庁などは同容疑者の他に、同国籍やスリランカ国籍の18~57歳の男5人を麻薬特例法違反(代替物所持)の疑いで2日に現行犯逮捕した。容疑を否認しているという。 警視庁は、5人が茨城県古河市内のヤードで覚醒剤と知りながら受け取った疑いがあるとみている。取り調べの中で「ムシュタック容疑者に搬送などを頼まれた」という趣旨の供述から、同容疑者の関与が浮上したという。 ムシュタック容疑者は5日、千葉県の成田空港から出国しようとしていたところを確保された。 警視庁は、同容疑者が国際的な麻薬犯罪組織のメンバーとみており、海外の捜査機関とも連携して捜査を進めるという。(西岡矩毅)

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