イラクで拉致されたアメリカ人ジャーナリスト、解放される 米当局が発表

アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は7日、イラクの首都バグダッドで3月末に拉致されたアメリカ人フリージャーナリストについて、解放されたと発表した。 イラクのイスラム教シーア派武装組織でイランの支援を受ける「カタイブ・ヒズボラ」もこの日、3月31日に拉致されたシェリー・キトルソン氏(49)について、同氏がイラクを直ちに離れることを条件に解放すると表明していた。 ルビオ氏は今回の解放について、「アメリカ国民は世界のどこにいようと安全と保安が守られるという(ドナルド・)トランプ政権の揺るぎない決意を反映している」と述べた。 また、解放に向けたイラク当局の支援に感謝を表明。アメリカは現在、「彼女がイラクから安全に退去できるよう支援している」とした。 キトルソン氏が拉致された当時、イラク政府は、拉致に関わったとみられる人物らを治安部隊が追跡し、横転した逃走車両から1人を逮捕したと発表していた。 イラクのムハンマド・シーア・アル・スダニ首相は先週、治安部隊に対し、外国人の拉致に関与した人々を捕まえるよう命じた。 今回の拉致事件は、アメリカとイスラエルがイランを相手に戦争を始め、イランとその同盟国イラクのシーア派民兵組織がイラク各地と湾岸地域でアメリカの関係施設などを攻撃している中で発生した。 ■民兵組織のリストに名前 キトルソン氏の友人で、緊急連絡先になっている米CNNのアレックス・プリツァス国家安全保障アナリストは、キトルソン氏解放の「声明とされるもの」を目にしたが「これが事実だとする米政府からの公式な確認は得ていない」とした。 拉致の前には、米当局者がキトルソン氏と何回か連絡を取り、脅威の存在について警告していたことが分かっている。 プリツァス氏は以前、キトルソン氏が自分の名前がカタイブ・ヒズボラが保有するリストに載っていると伝えられていたと、米CBS(BBCの提携メディア)に話していた。カタイブ・ヒズボラは、女性ジャーナリストの拉致や殺害を計画していたとされる。 キトルソン氏はイタリア・ローマを拠点に、アフガニスタン、イラク、シリアでの紛争を取材してきた。ソーシャルメディア「X」のプロフィールによると、数多くのメディアで活動してきた。 米国務省は、米国民に対してイラクへの渡航を控えるよう警告している。 (英語記事 US journalist Shelly Kittleson released after kidnap in Iraq, officials say)

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