カポーティ「冷血」以来“最高の犯罪記録小説”を映画化「オニオン・フィールド」公開決定

「センチュリアン」「クワイヤボーイズ」などで知られるベストセラー作家、ジョゼフ・ウォンボー原作の小説を映像化した「オニオン・フィールド」がシネマート新宿で開催予定の新宿ハードコア傑作選2」で5月15日に上映され、その後、全国公開される。 人を裁くとはどういうことか、本当の正義とは何かという重いテーマを、極上のエンタテインメントとして描いた衝撃の実録犯罪映画。原作は14年間ロサンゼルス市警察につとめ、デビュー作「センチュリアン」で小説家に転身したベストセラー作家ジョゼフ・ウォンボーのノンフィクション小説「オニオン・フィールドの殺人」。カリフォルニア州で最も長期にわたる刑事裁判となったある事件とその余波に焦点を当てた本作は、“トルーマン・カポーティの「冷血」以来、最高の犯罪記録小説”と評価を得てベストセラーになり、カポーティ自身にも激賞された。本作の映像化にあたり、ウォンボーは自身で脚本を書き、初めて全面的に製作に関わった。実際の犯罪現場でロケを敢行、ウォンボーのみならず、事件当時と変わらずに住んでいる多くの住民たちも立ち会って撮影された徹底したリアリズムも最大の魅力だ。 1963年のある夜。コンビを組んだばかりの若い警官、カールとイアンは、違反した車を停める。乗っていたのはその冷酷ぶりで仲間からも恐れられるチンピラのグレッグだった。グレッグは逆にふたりを人里離れた農地へ連行した挙句、イアンを射殺してしまう。すぐに逮捕されたものの、獄中で司法制度を学び、自らを弁護して死刑を逃れ続けるのだが、カールはPTSDに悩まされ、人生が崩壊していく…。 悪党グレッグを演じるのは「ヴィデオドローム」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のジェームズ・ウッズ。その見事な狂犬っぷりでゴールデングローブ賞助演男優賞候補となった上、本作がテレビ放映されたことで世論の反発が巻き起こり、モデルとなった男の仮釈放は取り消されたという。生き残った警察官カールを演じるのは「ディア・ハンター」「ゴッドファーザー PART III」のジョン・サベージ。監督は「タップス」「シー・オブ・ラブ」など骨太なドラマに定評があるハロルド・ベッカー。 「オニオン・フィールド」5月15日からシネマート新宿ほか全国順次公開、「新宿ハードコア傑作選2」は4月17日~5月21日 シネマート新宿にて開催。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする