32年前の1994年、沖大東島付近上空の航空機内で発生した爆破テロ事件で、那覇地検はアルカイダの元幹部を不起訴処分としました。 不起訴処分となったのは、国際テロ組織アルカイダの幹部だったラムジ・ユセフ容疑者(57)です。 ラムジ容疑者は32年前の12月11日、マニラ発成田行きのフィリピン航空の機内で時限式起爆装置を爆破させて、日本人男性(24)を死亡させたとされていました。 当時県警は捜査を開始しましたが、ラムジ容疑者は別の爆破事件の主犯格としてパキスタンで逮捕され、複数の事件に関与したとしてアメリカの裁判で禁固240年、終身刑の判決を受け、現在、服役中です。 県警は、フィリピンやアメリカの捜査当局と情報交換や裁判記録を精査するなどし、先月、書類送致し地検は27日付で男を不起訴処分としました。 那覇地検の石井寛也次席検事は、240年の禁固刑、終身刑が確定していて、条約で確定判決を受けた被疑者の引渡しは行わないなどを考慮し、不起訴処分としたとしています。