貨物船の船内で船長の首を絞めてケガをさせたとして、47歳の船員の男が傷害などの疑いで逮捕されました。 傷害と暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで逮捕されたのは、貨物船「みやび丸」の一等航海士の男(47)です。 男は13日午後4時ごろ、北海道南部の木古内町沖で、40代の男性船長の首をしめてケガをさせ、さらに刃物などを示して脅した疑いがもたれています。 海上保安庁によりますと、当時男は船長と勤務態度をめぐって口論になり、船長が「運航会社に報告する」などと電話を取り出したところ、男がこれを奪い、もみ合いの末、船長の首を絞める暴行を加えたとされています。 船長は操舵室に逃げ込みドアに鍵をかけましたが、男は追いかけ、ドア越しに包丁と鉄製の消火器を示しながら「殺すぞ」などと怒鳴り、脅迫しました。 他の船員らが駆けつけ、男をなだめ取り押さえたということです。 船長は喉の奥が腫れる全治10日間のケガをしました。 この貨物船は北海道の苫小牧港から京都府の舞鶴港に向けて航行中でした。 調べに対し男は「首を絞め、消火器を持ち出して窓を割ろうとしたのは間違いない」と傷害容疑については認める一方、「刃物を持ち出したのは覚えていない」などと暴処法容疑については一部否認しています。