心理学者で明星大の藤井靖教授が20日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)の取材に答え、京都府南丹市で11歳男児の遺体が見つかり、死体遺棄容疑で逮捕された父親の心理状況を分析した。 当時小学5年生だった安達結希さんの遺体を遺棄した疑いで、京都府警は父親の会社員・安達優季容疑者(37)を逮捕。任意聴取の段階で「首を絞めて殺した」という趣旨の供述もしている。リュックや靴など、遺留品が複数の場所で見つかったり、同容疑者が遺体を移動させた可能性もあるなど、時間にはいまだに謎が多い。 警察は18日、安達容疑者の自宅近くで、観光地としても知られる、るり渓の公衆トイレをブルーシートで囲み、現場検証を行った。 藤井氏は「容疑者が日常の行動範囲の中で、証拠隠滅を図ろうとした可能性がある」と指摘した。「今回、犯行の後に一時的にパニックというか、それなりのインパクトが容疑者の心の中にもあって、そんな中でたとえば、遠方に遺体を捨てに行くといった行為を取った時に、それなりの負担がかかる」。例として「どこに誰がいるか分からない、どういう形で見られるか分からないという心理があったり」と列挙した。 遺留品の多くは、安達容疑者が通勤に使っていた府道に近い地点で見つかっている。藤井氏は「犯行を遂げた瞬間から、不明児童の親という虚偽のストーリーに沿って演じ続けないといけないということを考えると、日常の中で全てをこなすという発想になった可能性はあるかなと思う」と分析した。