「あなたの携帯が詐欺に使われている。お金を担保にして、留置しないで済む方法がある」などという、「警察」や「検察」を名乗る男たちからの連絡を信じ込んだ70代の女性が、現金200万円をだまし取られていたことがわかりました。 高知県警によりますと、4月13日、高知県吾川郡内に住む70代女性の携帯電話に、「+1」から始まる番号の国際電話がかかってきました。相手は“電話会社の職員マツバ”を名乗る男で、“マツバ”は「迷惑メールが何千件も届いており、このままだと携帯を止められますよ。警察で手続きしましょう」などと言い、電話はそのまま“大阪府警捜査二課のタケダ”に変わりました。 その“大阪府警のタケダ”は「あなた名義の携帯電話が詐欺に使われている」と言いい、さらに電話は“検察官のコバヤシ”へと変わり、“コバヤシ”は「あなたは詐欺事件に関わっているので被疑者になっている。お金を担保にして留置しないで済む方法がある」と言いました。 “電話会社職員のマツバ”→“大阪府警捜査二課タケダ”→“検察官コバヤシ”⋯と、本来は1度の電話で登場しないはずの3者に言葉巧みに嘘の解決策を提示された女性は、それを信じ、お金を担保にする方法を選んだということです。 その後女性は、“大阪府警のタケダ”たちからチャットアプリでのやり取りを指示され、口座番号や貯金の残高を教えました。 そして4月15日、“検察官コバヤシ”から「午後0時ごろに、私の部下が裁判所から出た書類をあなたの家に持っていくので、その書類を無言で受け取ってください」と連絡がありました。 その日の昼ごろ、“コバヤシの部下”を名乗る男が女性の自宅に現れ、封筒に入った「大阪地方裁判所と書かれている書類」と「守秘義務について記載されている紙」を渡してきました。 翌4月16日、“検察官コバヤシ”からアプリの通話機能で電話があり、女性は「銀行に行き、現金を振り込むよう」言われました。そして女性は銀行に向かい、電話をつないだまま“検察官コバヤシ”の指示通りにATMを操作し、女性名義の2つの口座から、指示された2つの個人名義の口座へ、50万円ずつ、計100万円を振り込みました。