「このままでは逮捕の可能性がある」「名前や年齢、部屋番号まで把握」“ニセ警官詐欺”撃退法を専門家が解説

「あなたの口座がマネーロンダリングに使われています。至急、確認が必要です」 突如、スマホに表示されたのは実在する警察署の番号。動揺しながら電話に出てみると、そんな物騒な話をしてくる。さらに「このままでは逮捕の可能性がある」と畳みかけてくる受話器越しの“警官”。身の潔白を証明しようと通帳や口座履歴を見せたところで、地獄行きへの号砲が鳴った。 「警察庁によると、昨年の“ニセ警察官詐欺”の被害総額は約985億円。特殊詐欺全体の約7割を占めています。件数ベースでは全体の4割程度なので、一件あたりの被害額が桁違いに大きいことが分かります」(全国紙社会部記者) 被害拡大の背景には犯罪グループの間で出回る“闇名簿”の存在があるという。詐欺・悪質商法にくわしいジャーナリストの多田文明氏が、こう解説する(以下、コメントはすべて同氏)。 「名前や年齢はもちろん、マンションの部屋番号まで把握されていますからね。そのため、最初の段階で本物の警察官だと、ついつい思い込んでしまうんです」 近年、被害を増加させている一因が、最新技術の悪用だという。 「ビデオ通話に移行すると、画面には制服を着た警察官が映し出されます。ところが、それはAIで生成されたフェイク動画。一般人が嘘だと見抜くのは、もはや不可能でしょう。 手際よく作った“ニセ逮捕状”をチラつかせてくるのも彼らの常套手段です」

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