「トケマッチ」元従業員を詐欺容疑で逮捕 逃亡先のUAEで拘束

腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」を巡り、所有者から高級腕時計をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は23日、運営会社「ネオリバース」(大阪市中央区)の元従業員、永田大輔容疑者(40)を詐欺容疑で逮捕した。逃亡先のアラブ首長国連邦(UAE)で1月に拘束され、23日に日本へ移送された。2025年12月に同じ容疑で逮捕された運営会社元代表=業務上横領罪で起訴=とともに、主導的な役割を担っていたとみられる。 トケマッチは、所有者から腕時計を預かって「預託料」を支払い、他者に貸し出すサービスを掲げて21年に始まった。少なくとも全国の650人が1700本の腕時計(時価総額28億円相当)を預けていた。しかし警視庁によると、容疑者らは集めた腕時計の多くを勝手に売却し、当初からビジネスとして成立させるつもりがなかったとみられる。 ネオ社は24年1月に解散を公表し、元代表と永田容疑者は出国。いずれも国際手配され、元代表がUAEで拘束された後も永田容疑者は逃亡を続けていた。 逮捕容疑は共謀して23年8~12月ごろ、東京都内の30代男性に預託料の支払いを持ちかけて「ロレックス」15本(時価総額1800万円相当)をだまし取ったとしている。 捜査関係者によると、永田容疑者は出国までの3年半に自身の暗号資産口座へ1億7000万円を送金していたが、うち1億5000万円以上の送金は出国直前だった。競馬、競艇に2500万円以上を充てていたという。【長屋美乃里】

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